土崎 譲  Joe TSUCHIZAKI (テノール/合唱指揮)

東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。第17回奏楽堂日本歌曲コンクール第一位、中田喜直賞。第76回日本音楽コンクール入選。文化庁派遣員としてウィーン留学。

朝日新聞社主催第50回芸大メサイアをはじめ、バッハからプッチーニまで様々な宗教曲、オーケストラ作品にソリストとして出演し、G.ロジェストヴェンスキー、H.J.ロッチュ、G.クーンらの指揮者と共演。第22回国民文化祭とくしまでは当時の皇太子殿下ご夫妻ご臨席の下で開会式に出演、NHKでも放送され好評を博す。第33回国民文化祭おおいた にて、国木田独歩没後110年記念として合唱組曲「豊後の國 佐伯」復刻演奏会に音楽総監督・独唱として尽力し、成功に導いた。

『こども音楽館《魔笛》』でチョン・ミョンフンと、小澤征爾音楽塾Ⅸ「こうもり」で小澤征爾と共演。山田耕筰「黒船」で新国立劇場にデビュー後、同劇場に出演を重ねる。東京・春・音楽祭、チロル音楽祭ERLなど各地に招かれ、北イタリア5都市でモーツァルト「レクイエム」に出演したほか、アルト=アディジェ音楽祭で出演したオペラ「アルズィーラ」はヴェルディオペラDVD全集《Tutto Verdi》に収録された。2019年ウィーンにて日本・オーストリア修好150年記念コンサートに出演し、ソリスト・合唱指揮者の二刀流でも高評を得た。今年2024年には新作オペラ「北里柴三郎物語《ドンネルの夢》」で題名役を務め、満場の喝采を浴びた。

合唱指導においても経験に基づいた音楽的、真摯なアプローチで現在、コール・ミレニアム、荒川第九合唱団 合唱指揮、横響合唱団、横浜国立大学グリークラブOB合唱団ヴォイストレーナーを務める。COO(Creating Original Opera)メンバーとして全国各地で子ども向けオペラワークショップを開催、新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室、東京・春・音楽祭子どものための公開リハーサルなどでもレクチャーを務めた。日本声楽アカデミー、日本演奏連盟会員。聖徳大学兼任講師。