松原 陸 テノール
東京都出身。成城学園高等学校を経て、東京藝術⼤学卒業。同⼤学⼤学院修⼠課程オペラ科修了。⼤学院修了時に宗次德⼆賞、武藤舞賞を受賞。
英国王⽴⾳楽院修⼠課程(Royal Academy of Music)に2年連続で給付⾦付き合格。BCJA 英国留学給付⾦を授与され、ロンドンを拠点に研鑽を積む。
イタリア開催の第3回 Monte Rosso al Mere Cinque Terre 国際オペラコンクールで第1位を受賞する他、多数のヨーロッパでのコンクールで入賞。国内では、8つのコンクールで第1位及び総合グランプリを受賞する他、受賞多数。
第 60 回藝⼤⼤学院オペラ公演《コジ・ファン・トゥッテ》フェランドでオペラデビュー。その他、《ラ・ボエーム》ロドルフォ役、 《ランメルモールのルチア》エドガルド役、《愛の妙薬》ネモリーノ役、《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》アルフレード役、《ドン・パスクワーレ》エルネスト役、 《ロメオとジュリエット》ロメオ役、《伯爵令嬢マリツァ》タシロ伯爵役で出演。
2024 年秋よりミラノに拠点を移し、 《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》アルフレード役、《リゴレット》マントヴァ公爵役、《Omaggio a Giacomo Puccini》Il Dottore役、 《Facciamo un dramma》Wilhelm 役、《Biancaneve in tour》Principe役で、イタリアの歌劇場に出演。 特に近年活躍の幅を広げ、プリモ・テノールとして各地でオペラやオペレッタに出演。
コンサートソリストとしては 40 作品以上の幅広いレパートリーを有し、第 64 回藝⼤メサイア公演を⽪切りに、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドン、シューベルト、マーラー、グノー、ブルックナー、シュトラヴィンスキー、オルフ他の作品で、ヨーロッパや⽇本全国で数多のテノールソリストを務め、著名指揮者やプロオーケストラと共演している。
ロイヤルファミリーや各界要⼈が臨席する在英国⽇本国⼤使館開催のセレモニー及びケンブリッジ⼤学、オックスフォード⼤学、在英⽇本国公邸のセレモニーにおいても⽇本⼈代表に選出され、両国の国歌を独唱し好評を博した。
早稲⽥⼤学の講座にゲストスピーカーとして登壇。今年9月には新国立劇場オペラパレスにてオペラ《椿姫》のアルフレード役で藤原歌劇団公演デビューを果たした。
現在、イタリアのカルロ・コッチャ歌劇場、及びミラノ市⽴⾳楽院に在籍。